インタビュー日(2020.10.18)
今の心境
ー ミスキャン活動も折り返し地点にさしかかってきましたが、今の心境を聞かせてください。
加藤:率直に楽しくやってるなって感じます。一番は他の候補者と会えるようになったのが大きいと思います。候補者以外にも運営の方とも仲良くなってきて、活動自体も楽しいし、周りの友達や応援してくれる人は良い人が多いから、幸せだなと感じます。
ー 楽しいなと感じることが多いですか?
加藤:そうですね、しんどいこともあるけど、別に全然大丈夫です。
ー ミスキャンとモデルの活動で違いはありますか?
加藤:お金がかかるかどうかですね。個人で活動していると大変なこともありました。一時カメラ向けられるだけでしんどくて泣いちゃって。プレッシャーとか、人間関係とか難しくて。でも今の活動は100%自分のためにやってるから楽しいと感じられます。
ー それは責任感の違いからですか?
加藤:そうなんですかね。あ、分かった。一番大きいのは、ミスキャンは男女みんなで一緒に活動していることですね。モデルでの活動は現場行くのも、終わってからも、それまでの会議も一人なので辛くなることがありました。誰かがいたとしても、同じ年代や境遇の人があまりいなくて。でも、今はみんな同じ境遇の人たちだから、しんどくても誰かと言い合いながら活動できることが嬉しいです。
ー 候補者のみなさん全員仲の良い印象ですけど、他の候補者をどう意識していますか?
加藤:私は結構みんなのことが一人一人好きなので関わっててとても楽しいですけど、目標としては自分の中であるから、そうですね、難しいな、仲間って感じなのかな。仲良しこよしでずっといるって訳ではないので、高め合えている仲間って感じですね。
ミスキャン活動での悩みや大変なこと
ー 活動していく中で悩んだり、大変だなと思うことはありますか?
加藤:関大ミスキャンのテーマは「解き放て自分」、個性ということで、最近は自分の見せ方についてずっと考えています。今年のミスキャン全体を見ていると、ミスっぽくないやんちゃなことをする人を見かけたりするんですけど、それは個性なのかなと疑問で。だけど、結局ミスっぽいって清楚系でおしとやかな印象だから、じゃあそれを変えることが個性なのかな。結局何が個性なのか分からずに、ずっとぐるぐる考えてしまいます。じゃ私はどうなっていけば良いんだろう。結局、ミスコンって何を決めるコンテストなんだろうって。ずっと考えてたら、本当に難しいなーって、個性って何だろうってなります笑。
ー 自分自身について深く考えているんですね。SNSなどではどれくらい自分らしく発信できていますか。
加藤:最初はあまり自分らしさを出せなかったですけど、だんだん慣れてきて自分らしさが出せるようになってきました。最近は自分について、個性についての壁にぶつかって、それなりに自分の中で考えて、いまはそういう悩みも少しは抜けました。結局まだこれっていう答えは出ないけど、自分はミスっぽいミスではないって分かったから、ミスらしくって考えるのはやめようと思いました。友達がインスタで、千絢ちゃんみてたら、ほんまに何も考えんと千絢ちゃんらしくやりたいようにやってて凄い良いなと言ってくれて、そう思ってくれるなら嬉しいなと思いました。
ー 自分としっかり向き合い続けているんですね。
加藤:結局どうしていけば良いか分かってないですけどね笑
SNS投稿とこだわり
ー 先ほどのように、SNSの投稿もかなり考えて発信されていますか?
加藤:かなり分析して考える方だと思います。例えば、ストーリー誰が見ているか、どの投稿が伸びているか、インサイトやフォロワー数も、全部見ますね。
ー インスタのリール機能も活用されていますよね。
加藤:そうですね。何本か伸びた動画もあって嬉しいです。リールは文字を入れた動画が多かったんですけど、あれは企画のYouTubeの動画をもともと自分で編集しようと決めてて、恥ずかしい編集になったら嫌だなと思って、動画編集の練習としてやりました。もともとYouTubeには興味があって自分でもやってみたいなと思っていたので、良かったかもしれないです。
ー ミスキャンだけでなく、先を見据えて活動している部分もあるんですね。
加藤:そうですね。なにかを始めるときってタイミングや勢いが大切だと思うんです。私はミスキャンだけで終わろうと思っていないので、そこから先も何かの活動が出来ればなと思っています。
ー リールなどのSNS投稿で意識しているところはありますか?
加藤:面白い動画をあげようって思いますね。つまんなかったらだめだって。なんか私の悪いところで、作るところまでは楽しんで出来ないんですよ。撮ってもらうときは、こんなん全然面白くないよ、なんでこうしたのって私恐くなってると思います。だから、人と何かするってあまり得意じゃないかもしれないです。企画のYouTubeの撮影や編集を自分でやるって決めたのも、自分が面白いって納得できるものをそのまま見ている人に届けて、それを面白いって感じて欲しいからです。
ー ちゃんと自分のこだわりがあるんですね。
加藤:他の人がやって、自分が納得いかなくなるのが嫌なんです。だから何でも自分でやりたくなってしまいますね。
ー 何かをする際に他の人の意見を参考にすることはありますか。
加藤:それもとても多いです。矛盾してるって思われるかも知れないですけど、どうしたら良くなるのかは常に教えて欲しいです。自分一人じゃわかんないので誰のどんな意見であれ聞きたいです。
ー なぜそこまで本気になれるんですか?
加藤:やっぱりそれは学生のうちにやりたいことは全部やるというのがブレずにずっとあるからだと思います。なので、これやりたいな、でもなーとはならないです。これやってみたいと思ったら、全部やります。最近だと友達からの遊びの誘いもほとんど断らないです。断るのがもったいなくて、もう全部やります。イエスマンになりすぎてたまにパンクするときもあります笑
ー モチベーションが下がることはないですか?
加藤:一度だけありました。もう嫌だーってなりました。でも、そこまで引きずらなかったです。以前あるコンテストで苦しい思いをしたときがあって、それを乗り越えたから耐えられているかも知れないです。今は結果だけでなく、自分の中でこうしようという過程がしっかりあるので、ショックを受けてモチベーションが下がるとかはあまりないです。あとミスキャン活動に対しても、もともとキラキラした世界だけではないと思っていたので、活動に対するギャップもほとんど感じてないことが大きいです。
ー ちゃんと息抜きできているのか心配です。
加藤:どうやって息抜きしているんですかね。でも前はメンタルかなり弱かったんですけど、本当につい最近メンタルが強くなったなと思います。私の好きな言葉に「what doesn’t kill you, makes you stronger.」という言葉があって、簡単に言えば、死ぬこと以外はかすり傷という意味で、そういうこと何だろうなと思って生きているから大丈夫なんだと思います。
最後に
ー ファイナルまでの残り2ヶ月どう活動していきたいですか?
加藤:現状維持はしたくないです。もっとフォロワーさん増やしたいし、もっと面白いこともしたいなと思います。またリールも作って、一発狙いたいです。貪欲に上を目指して、常に更新できるようにしたいです。
ー ファイナルイベントが終わってどのような状態でいたいですか?
加藤:結果発表で泣けたら多分本気でやりきったんだなと思います。何かに感動して泣いたことはほとんど無いです。悔しいときやマイナスなときにしか泣いてこなかったので、感動して泣けたらそうなのかなって思います。
何をするにも自分の考えを持って貪欲に行動し、ミスキャンで活動することや個性についての意味を求めて葛藤していた加藤さんでした。葛藤しながらも、それを語る加藤さんの目がとても強かったことが印象的でした。今後何を思ってどのように活動していくかとても楽しみです!